いつもお世話になります!!まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、先日は国際物流総合展2023について書きましたが、今度は10月に開催されるJapan Pack 2023のご案内です。
この展示会では、これまでずっと研究してきた、協働ロボットの可搬重量不足を補う画期的な方法、コラボシステムを初めて展示会でお披露目します!!
一時期、弊社工場内で展示していたのですが、このような展示会に出展するのは、今回が初めて。この展示会では、以下のような小物のピックアンドプレイスを想定した展示機を出展します。
上記動画は、協働ロボットが小物を取り上げプラケースへ箱詰めし、さらにそのプラケース自体をウルトラバラマンで移載する作業です。小物は5kg、これらをプラケース(10kg)に満杯すると30kgになります。本来であれば、ロボットと作業者が交互に作業しなければなりませんが、コラボシステムにより、ロボット単体で対応可能です。また、大掛かりになる段積みなどの空中搬送が簡素になり、フレキシブルに対応できます。ただ、この動画は、あくまで研究段階のものです。今回の展示機とは仕様が異なりますが、デモ内容は同一です。
さて、ここからは、コラボシステムの研究結果について、少しご紹介します。これまで様々な検証を行ってきたコラボシステムですが、大きくまとめると、検討されるポイントは以下の4つだとわかってきました。
- 産業用ロボットよりもタクトタイムは遅いものの、コラボシステムを導入することにより、人手による作業と同じくらいか、少し早いか程度のタクトタイムであること。
- 産業用ロボットよりもスペースを小さくできること。
- 万が一、ロボットが止まった場合、人手でバラマンを操作することにより作業が可能。
- 産業用ロボットに比べてメンテナンスやティーチングが楽。(たとえるなら、柵の中に虎がいるか、子猫がいるかの違い!?)
ロボット導入というと、どうしてもタクトタイムに目がいきがちですが、産業用ロボットは、安全柵が必要になる、大きなスペースが必要になるなど、大がかりになりがちです。その点、コラボシステムの場合、コンパクトにまとめることが可能で、タクトタイム以外の導入メリットが大きくなります。
今現在、協働ロボットの導入が進むなか、コラボシステムは協働ロボットの活用方法、可能性を大きく広げるアプリケーションです。また、これまでバラマンは人が操作するものでしたが、いよいよロボットが操作する時代が到来しました。少し、言い過ぎかもしれませんが、是非、この時代の変わり目をご確認しに来てください!!
展示会名:JAPAN PACK 2023 日本包装産業展
場 所:東京ビックサイト(東京国際展示場)東展示棟22~6 ホール
会 期:2023 年10 月3 日(火)~6 日(金)
弊社小間番号:東5 ホール 5-114
(上記画像はあくまでイメージです)