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お久しぶりです、久々の技術情報をお届けします。
突然ですが皆さん、当社製品の場合は電源電圧の許容値は±10%ですが、気にかけていただいているでしょうか?
電源電圧は大きく分けて停止時・始動時・ 定常時の3段階で変化しますので、この3段階で常に許容値に収まるようにして下さい。
ちなみに流れる電流が大きくなるほど電圧は低下します。
今回は電源電圧の低下がウインチやホイストにどんな影響を与えるか紹介していきます。
CASE 1 : DCモータで動く製品(ベビーホイストやベビーマイティなど)の場合
電源電圧が低下すると、それに比例して運転速度が低下します。なお、始動電流と始動トルクも低下しますが、定常電流(速度が一定のときの電流)は電圧に関係なく負荷が増えると大きくなります。また、極端に電源電圧が低下すると制御器が機能しなくなり、動作しなくなります。
注意 電源電圧が高いと、それに比例して運転速度が上がりますので、昇圧トランスを利用して電源電圧を高くする方がいます。しかし、許容電圧を超えて劣化や故障の原因になることがありますのでお勧めしません。
CASE 2 : 誘導モータで動く製品(マイティプラー)の場合
DCモータで動く製品と違い、電源電圧が低下してもほとんど運転速度は変化しません。しかし、始動電流と始動トルクは低下します。(電圧が10%低下すると始動トルクは19%低下します)始動トルクが低下すると、荷を持ち上げてから加速して一定速度になるまで時間がかかったり、荷を持ち上げることができなくなり、最悪の場合はモータやブレーキが焼損します。
また、三相誘導モータの始動電流は定格電流の6~8倍にもなりますので、それに応じて電源電圧も低下します。WK55X以外のマイティプラーは無励磁作動形電磁ブレーキ(バネでブレーキをかけ、電磁石でブレーキを解放するタイプ)ですので、極端に電圧が低下しているとブレーキを正常に解放できなくなり、この場合も荷を持ち上げることができなくなります。
定格荷重以下にもかかわらず始動に時間がかかったりブレーキがチャタリング(電磁石が吸着と解放を繰り返す状態)したら、電源電圧が極端に低下しているサインです。
電源電圧の低下を抑えるには…
安易な電源ケーブルの延長 や電源容量不足、複数台の同時運転(特に同時始動)により電源電圧は低下しますので注意して下さい。 電源ケーブルを延長したい場合や発電機で運転したい場合は、取扱説明書やこちらの下方を参照して適切に選定して下さい。
いよいよ12月に入り、今年もあと僅か。弊社山梨工場は例年のきびしい寒さがなく、またいつもの師走の慌ただしさもなく、なんとなくのんびりしたムードです。
さて、只今、山梨工場では、展示場をリニューアルしております。この展示ブースは、実際に製品を見て触って体感していただくことを目的に作ったもので、毎年、たくさんのお客様が来訪され、仕様打合せやテスト立会いに一役かっております。
そして、今回、新商品の紹介・リアルな操作体験をしていただくため、展示内容を見直し、壁面に装飾を施して、ウインチ・荷揚げ機専用ブースを完成させました。
みなさまからの熱い要望にお応えし、足場ボーイが無線送信機×2ヶで操作できるようになりました!
先日の社長インタビューの裏話に続き、裏話第二弾。今回は、五月晴れの下、新製品・足場ボーイ用マイティアームのホームページで使う写真を撮影しました。本来マイティアームは建築現場等の高所で設置し使われるものですが、写真撮影の場合、高所に設置せず平地・人力だよりで撮影。またプロのカメラマン等に頼ることなく、すべて自前対応。弊社のホームページはこのように地味な作業で作られています!!